漢六朝時代の制度と文化・社会
/東洋史研究叢刊之八十(新装版18)
上製
佐藤達郎
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出版社:京都大学学術出版会 |
出版年:2021年02月 |
コード: 498p ISBN/ISSN 9784814003181 |
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目次: はじめに
第一部 官制叙述の形成と展開——官制と礼、歴史意識 第一章 二年律令に見える漢初の秩石制について はじめに ー 二年律令における官秩の構成と機能 〔一〕官秩の構成 〔二〕官秩の区切り 〔三〕官秩の機能 〔四〕爵との対比 二 若干の問題に関する考察 〔一〕秩律の規定する官の範囲 〔二〕県令長と属吏の地位 おわりに 第二章 職官儀注書の源流 はじめに 〔一〕律令、「官簿」 〔二〕故事 〔三〕職掌規定について 〔四〕歴史的沿革 〔五〕官制全体の包括的記述 おわりに 第三章 職官儀注書の出現と官制叙述のはじまり はじめに ー 佚名氏『漢官』 二 衛宏『漢旧儀』 三 『漢書』百官公卿表と職官儀注書 第四章 漢代の古官箴 はじめに ー 揚雄の官箴とその背景 二 後漢における劉騊駼・崔瑗父子の増補 三 胡広の『百官箴』集成 四 後漢の官箴における一般的傾向 五 漢代の古官箴の歴史的意義と次代における展開 おわりに 第五章 胡広『漢官解詁』の編纂——その経緯と構想 はじめに ー 胡広に先立つ諸著作とその契機 〔一〕王隆『漢官篇』 〔二〕劉珍等『漢家礼儀』 〔三〕張衡『周官解説』 二 胡広『漢官解詁』の編纂 〔一〕編纂の経緯と動機 〔二〕『漢官解詁』の内容と傾向 〔三〕胡広の歴史観と『漢官解詁』の歴史的位置 おわりに 第六章 応劭『漢官儀』の編纂 はじめに ー 『漢官儀』の書名と編纂時期について 二 佚文よりみた『漢官儀』の内容と傾向 〔一〕原資料 〔二〕内容上の傾向・特徴的な点 おわりに 第七章 摯虞『決疑要注』をめぐって はじめに 一 泰始礼の編纂と摯虞『決疑要注』 二 『決疑要注』佚文 三 『決疑要注』の内容的傾向 〔一〕『決疑要注』と経典・故事 〔二〕『決疑要注』と談弁 おわりに 第八章 『続漢書』百官志と晋官品令 はじめに 一 司馬彪の『続漢書』と八志編纂をめぐって——概略といくつかの指摘 二 百官志の内容・形式および先行する著作との関係 三 泰始官品令と吏員令の形式 おわりに 第九章 王珪之『斉職儀』の編纂 はじめに 一 『斉職儀』について——基礎的情報 〔一〕王珪之による『斉職儀』編纂の概略 〔二〕隋志以後の書誌情報、ならびに諸書における引用状況 二 『斉職儀』の編纂と宋末斉初の政界 三 『斉職儀』佚文 四 『斉職儀』の世界 おわりに
第二部 法と文化・社会 第十章 後漢末の弓矢乱射事件と応劭の刑罰議論 はじめに 一 事件の概要 二 大逆罪について 三 礼と法をめぐる応劭の考え おわりに 第十一章 『風俗通』にみえる漢代の名裁判 一 『風俗通』折当篇の諸佚文 二 応劭の依った資料 三 『風俗通』折当篇編纂の意図 四 『風俗通』折当篇の歴史的位置づけ——『奏讞書』から『棠陰比事』ヘ 第十二章 魏晋南朝の司法における情理の語について はじめに 一 魏晋南朝の司法における情理の語の諸例 二 『晋書』刑法志に見える情理の語と名理学・玄学 三 情理の語と礼学議論 おわりに 第十三章 漢六朝期の地方的教令について はじめに 一 漢代の地方的教令とその諸相 〔一〕前漢後半期における地方的教令の流行 〔二〕後漢時代における地方的教令の諸相とその特質 〔三〕漢簡に見える地方的教令 二 六朝時代における地方的教令の展開 おわりに 第十四章 漢代の教について はじめに 一 典籍史料に見える漢代の教の諸例とそれらの性格 二 漢簡における教 三 漢代の教の発令過程 四 教の発令の場 第十五章 六朝時代の教について はじめに 一 魏晋時代の教 〔一〕魏晋時代の教の一般的性格 〔二〕魏晋時代における教の発令過程 二 東晋南朝の教 〔一〕東晋南朝の教の形式 〔二〕東晋南朝の教の内容的傾向 〔三〕地方長官と属僚・地方社会との関係 三 北朝から隋代の教 おわりに 第十六章 漢代の地方的教令と扁書・壁書・石刻 はじめに ー 扁書の諸例とその性格 二 地方的教令と石刻・扁書・壁書 おわりに
補編 漢代の古官箴 訳注篇
あとがき 参考文献一覧
索引 中文提要 中文目次
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