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越境する中国文学 新たな冒険を求めて 【7月17日重版予定】 上製
『越境する中国文学』編集委員会 編
出版社:東方書店
出版年:2018年02月
コード:00838   676p   ISBN/ISSN 9784497218018
 
価格 8,100円
  <品切重版中>
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東アジアを軸とした「越境」をテーマに、中国―香港―台湾―日本、1900年代から2000年代まで、時空・文学の境域を越え、旅行、音楽、映画、舞踊といったさまざまな視座から近現代中国を読み解く。論題に挙げられる作家だけでも中国語圏20人、日本8人、ギリシア1人、舞踊家と映画監督各1人、さらに本文中に登場する百花繚乱の創作者群像……。「魯迅と同時代人」「文芸市場の成熟と文学空間の変容」「文学の系譜をたどって」「加速する文学と映像の交渉」の4章構成。あとがきとして「中国語圏文学三十三年の夢」(藤井省三)を収録。東京大学文学部・藤井省三教授のゼミ出身の研究者27名による論文集。

目次:
序に代えて
Ⅰ 魯迅と同時代人
 根岸宗一郎 周作人とエフタリオーティス──背景としてのテオクリトス牧歌とギリシア神話
 鄧捷 「意境」と「越境」──「いかに書くか」をめぐる魯迅と聞一多
 大野公賀 李叔同の出家と断食
 陳朝輝 芥川龍之介「支那趣味」の変容と解消──「妓女」の描き方から考察する
 藤澤太郎 ある魯迅翻訳者の生涯──日本最初期の魯迅翻訳者鎌田政国について
 白井澄世 瞿秋白『多余的話』について──「語り」と「時間」についての試論
 鈴木将久 中華人民共和国建国前後の茅盾

Ⅱ 文芸市場の成熟と文学空間の変容
 清水賢一郎 近代中国におけるマスツーリズムの黎明──倹徳儲蓄会を中心として
 高彩雯 民国期の「文学青年」イメージをめぐって──郁達夫と沈従文を中心に
 王姿雯 日台比較文学研究による帝国・植民地一九三〇年代の記憶の調査──梶井基次郎を中心に
 邵迎建 革命・戦争と女性──白薇『打出幽霊塔』と張愛玲『傾城之恋』
 星野幸代 日本・中国・台湾文人の眼差しの中の舞踊家・崔承喜
 西村正男 混淆・越境・オリエンタリズム──「玫瑰玫瑰我愛你(Rose, Rose, I Love You)」の原曲とカヴァー・ヴァージョンをめぐって

Ⅲ 文学の系譜をたどって
 張文薫 台湾文学における魯迅──「孔乙己」と郭松棻「雪盲」
 王俊文 日常を求める虚無僧──高橋和巳と竹内好・武田泰淳、及び吉川幸次郎
 明田川聡士 一九七〇年代末台湾における皇民文学の再認識──陳火泉「道」の訳載を事例に
 松崎寛子 鄭清文と児童文学──郷土におけるアイデンティティの創造と想像
 張季琳 直木賞受賞までの邱永漢──「濁水渓」と「香港」を中心に
 関詩珮 『漢』文『和』読法──香港淪陥、太平洋戦争、何紫児童文化事業中の日本の記憶(六〇~九〇年代)
 八木はるな 白先勇「一把青」の女性表象再考
 張欣 龍應台作品における離散とポストメモリー

Ⅳ 加速する文学と映像の交渉
 蓋曉星 中国映画における女子大生の宿舎文化──八〇年代以降を中心に
 張瑶 「そっくりさん」映画の時代──中国語圏における岩井俊二『Love Letter』
 徐子怡 中国村上チルドレン作家の成長──李修文の村上春樹受容を中心に
 謝惠貞 『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』論──巡礼の意味をめぐって
 権慧 中国語訳・韓国語訳からみる村上春樹文学の受容──「ドライブ・マイ・カー」を中心に
 楊冠穹 「八〇後」作家の映画製作進出と現代中国文化市場──郭敬明『小時代』と韓寒『後会無期』

あとがき──中国語圏文学三十三年の夢(藤井省三)
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