中国的権利論 現代中国法の理論構造に関する研究
御手洗大輔
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出版社:東方書店 |
出版年:2015年01月 |
コード:00790 360p ISBN/ISSN 9784497214201 |
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本書は、現代中国の「法治」の現状を我々の尺度から「問題視」して批判するのではなく、「中国的権利論」が、我々が考えている「権利論」とは違うことを理解し、そのうえで、対処すべきと提言する。中国法を学ぶためのガイダンスを収録。 ●構成 はしがき 序 章 現代中国法を科学するということ 第Ⅰ部 中国的権利論の基本 第1章 研究課題と方法論9 第2章 労働権の形成とその特殊性 第3章 「労働権」と労働契約、労働者 第4章 「労働権」の保護論理 第5章 中国的権利論とそのメカニズム 第Ⅱ部 中国的権利論の応用 第6章 労働契約法における変化 第7章 社会保険法における変化 第8章 民事訴訟法における変化 第9章 刑事訴訟法における変化 付 章 中国的権利論と法学研究 ガイダンス 現代中国法の調べ方 あとがき 図表一覧 索 引
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■編著者紹介
1978年山口県生まれ。東京大学法学政治学研究科総合法政専攻単位取得退学。修士(法学)。専門は現代中国法、現代中国法の理論研究。主要業績に、「日本における現代中国法学について」(『比較法学』45巻2号)、「指導制案例の公表についての一、二の考察」(『早稲田法学』87巻4号)、「中国失業保障の法的構造とその限界に関する研究」(『東北アジア研究』17巻)、「第1章 労働者概念の転換と現代中国法」(鈴木隆、田中周 編『転換期中国の政治と社会集団』国際書院、2013年、所収)などがある。
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